Executive Interview 経営陣 対談

DIGITALIOのグループ参画がもたらす、マーケティング支援の新たな次元 〜「実行力」と「サービスデザイン」の融合が描く、クロス・マーケティンググループの未来〜

2026/5/26

2026年4月、株式会社DIGITALIOが株式会社クロス・マーケティンググループ(以下、CMG)にジョインしました。今回のグループ参画は、両社にとってどのような意味を持ち、社会やクライアント企業、そして生活者にどのような新しい価値を提供していくのか。株式会社DIGITALIO代表取締役社長の安藤敦士と、新たにDIGITALIO取締役に就任し、株式会社エクスクリエの代表取締役社長も務める小笠原亨に、統合の背景と今後の事業戦略について聞きました。

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信頼をベースにした「必然の選択」

――― DIGITALIOがCMGに参画した背景と、率直な思いをお聞かせください。

安藤: 世の中の変化が加速し、情報や人材が巨大プラットフォーマーに集中する現代において、自社だけで戦い抜くことには限界があります。私たちが進化し続けるために「誰と手を取り合い、どのような相乗効果を生むか」という選択は、未来に向けた必然のステップでした。CMGとは以前から出資や業務連携での繋がりがあり、互いの価値観を理解しているパートナーです。すでに信頼のベースがある状態でのスタートだからこそ、変革のスピードを緩めることなく新たな挑戦へ踏み出せるると確信しています。

小笠原: 以前から事業内容は非常に近しい存在であり、何より人柄や文化が近いと感じていたため、今回正式に仲間になれたことは非常に心強いですね。

「事業を創る」「声を聴く」「価値を届ける」の三位一体の競争優位性

――― 両社の連携は、ビジネスモデルにおいてどのような競争優位性を生み出しますか?

小笠原: 今回の統合により、CMGには「事業を創る組織」「声を聴くための会員基盤」「価値を届ける営業網」の3つが揃いました。生活者の意識や行動をリサーチで把握し、施策を設計、会員基盤を通じて直接アプローチし、反応を見ながら改善する。新しい事業を自分たちで作り上げ、リリースした瞬間から一気にビジネスを軌道に乗せられる、この一連の流れをグループ内のアセットで完結できるのは、世の中でも非常に稀有な強みです。

安藤: グループにおけるシナジーは能動的に創り出すものです。具体的には、DIGITALIOが持つ1,200万人を超える強固な会員基盤や累計ポイント発行額400億円を誇るポイントシステムと、エクスクリエが強みとする購買・販促領域の知見を掛け合わせます。両社の事業責任者同士の連携はすでに始まっており、「グループの顧客接点にDIGITALIOの機能を組み込めば、今までにない価値が提供できる」といった実戦的なアイデアが次々と生まれ、すでに動き出しています。

一気通貫のマーケティング支援で、強固な収益構造と成果の「深さ」を追求する

――― クライアント企業や生活者には、どのような具体的な価値が提供されるのでしょうか?

小笠原: エクスクリエはこれまで、商品体験や購買促進など「売上直結型」の領域で期待をいただいてきましたが、外部ソリューションを組み合わせるなど、自社での『あと一歩』が届かない場面もありました。ここにDIGITALIOの法人向けデジタルギフトサービス「デジコ」やポイント基盤「PeX」が加わることで、インセンティブ設計まで自社で完結できる体制が整いました。リーチを増やすだけでなく、初動のトライアル、新規購買、そして継続購買へと繋げる、より確実なプロモーションの提供が可能になります。最適な仕組みを自前で構築し、実行までを一気通貫で行うことで、他社には真似できない強固な収益構造と価値提供の実現が目指せます。

安藤: デジタル化が進み、キャンペーンや施策の選択肢は増えましたが、応募や受け取りのステップが一つ煩雑なだけで、生活者は離脱してしまいます。私たちが提供するのは単なるUI/UXの改善ではありません。運営側の業務フローまで含めた工程全体をデザインする『サービスデザイン』を追求しています。この深い業務設計力と、1,200万人規模の会員基盤の掛け合わせは、他社には真似できない我々の強みだと自負しています。これまで多くの現場で磨き込んできた「生活者が迷わず参加できる仕組み」をエクスクリエの施策に馴染ませることで、施策の歩留まりを確実に引き上げ、成果の最大化を実現します。

描く力と実行力で「未来をつくろう。」

――― 最後に、今後の展望をお聞かせください。

安藤: エクスクリエが持つ「購買現場の深い知見」と、私たちが得意とする「生活者の行動様態を変化させるソリューション」を掛け合わせることで、単なる機能提供を超えた、本質的な成果を生み出せると確信しています。生活者が「つい参加したくなる」心地よい仕組みを創り、それが一過性で終わらず無理なく続いていく「サービス」として機能させる。この設計思想をもとに、クライアント企業のマーケティング活動を強力にアップデートしていきます。

小笠原: リサーチによる生活者理解、開発力、そして人を動かすインセンティブ設計のすべてが揃ったことで、クライアントも気づいていない課題をデータで抽出し、最適な仕組みを自前で構築して提案・実行することが可能になりました。特定のツールという制約にとらわれず、大きな予算とアセットを動かして「新しい価値」を創り出していく。CMGの経営理念である「未来をつくろう。」を体現し、業界に変革をもたらすような挑戦を続けていきます。

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